潰瘍性大腸炎が倒せない

潰瘍性大腸炎への恨み辛みや美味しかった料理などを中心に、潰瘍性大腸炎を倒さんとする勇者の軌跡。

ベビーフード

なんだか炎上していたみたいで、眺めていたら語りたくなりました。

ベビーフードにはお世話になっています。

おそらく、炎症性腸疾患の強い味方と言えるでしょう。

とはいえ普通の人がダイエットなんかに使うには市販のベビーフードは向かないと思います。

舌に合うようなら手軽な携行食、おやつ代わりには良いと思いますが、経験上入手難度が全然手軽ではありません。

これを機に増産するという噂もあるので、誰にとっても本当に手軽になればいいですね。

 

出会いは夏、キャンピロバクターとの激闘も佳境に差し掛かった頃。

それ以前にも、ドラッグストアなどで大腸に優しくて栄養を補える食品を探していましたが、合う物はみつかりませんでした。

特に外出時の昼食代わりになる物が必要だったので、そういった利便性も求めていました。

カロリーメイトなどの固形食は常に脱水気味の私には食べ難く、ゼリータイプは吸うことで気持ちが悪くなるので最後の手段と位置付けています。

食事としては不足が多く腹持ちも良くありませんし。

やはりあくまで補助なのですよね。

ドリンクタイプは脂質が多いので除外しました。

介護食の一部も試してみたことがありますが、食物繊維を避け難かったり脂質が高く、不安があったのでやめました。

また介護食は家の中で摂るのが基本なので、持ち歩きに向いた物はあまり見かけませんでした。

食中毒に冒されまだ回復の兆しも僅かな内に、どうしても出掛けなければならない用事があったため、私は早急に有効な簡易食をみつけなければいけなくなりました。

ただの再燃期であればいくつかの妥協案もありましたが、胃もやられている最中、適した食事を除いては昼食を抜くしかありません。

そこでふと、昔下宿をしていた知り合いが昼食のお弁当代わりにベビーフードを利用していたことを思い出しました。

市販のお出かけ用ベビーフードは、保存性、栄養バランス、手軽さなど、量を除けばほぼ完璧といえます。

あくまで用途に適しているという意味ですが。

日々を僅かなお粥や伸びたうどんで生き延びていた私は、藁にもすがる思いでベビーフードを調べました。

柔らかくグズグズにされた野菜、ミキサーにかけ再形成された肉、伸びきった麺やボロボロのお粥。完璧です。

親に頼み、味見用と外出用にほとんどペースト状の、低めの月齢向けのものを数個買ってきてもらいました。

味が薄いだのなんだのと言う人が多いようですが、元々塩は最低限しかいらない私には、素材の味が生きていてちょうど良い味でした。

かくして私は無事ミッションを遂行することができました。

いい歳をして瓶詰めのベビーフードを食す姿は異様に見られたかもしれません。

以来、非常食としていくらかのベビーフードをストックしています。

非常食と言っても、食材を切らした時やお弁当が必要な外出時にも食べてしまいますが。

定期的に消費と補充を行わないと、いくら日持ちがいいとはいえ期限が切れてしまうので。

(物によりますが半年や一年くらいは持ちます)

 

瓶詰めだと持ち運びには重く、そのままでは湯煎でしか温められないので、プラスチックカップに入った物かレトルトを愛用しています。

プラスチックカップ入りはお出かけ向けということもあり、12ヶ月頃の物が多いです。

バリエーションも豊富で、最初に知った時は手放しに喜びました。

しかし、ベビーフードが便利なんて幻想でした。

確かに便利ではありますが、選ぶのに苦労する点はとても不便です。

トウモロコシ、キノコ、ゴボウ、ヒジキ、ワカメなど、トラップは数知れず。

グリーンピースにも怯みましたが、幸い薄皮は剥かれていました。

何より不便なのは、スーパーの店頭にはほとんどなく、ドラッグストアでも数も種類も少ないこと。

めげました。

だから本当に非常食です。

本当は体調に合わせてもっと頻繁にベビーフードを食べたいです。

仕方ないので少ない食材で料理してます。

だから本当に、今回の件で増産されるとしたら、とても喜ばしい事だと思います。

売り場を空にするような配慮の無い所業はあまりに浅ましいですが。

 

ただ、カロリー比あんまり安くないんですよね。